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七夕とニート!?
作者: min   
2008年 12月 28日(日曜日) 09:28
2006年7月7日、モーイル・モーホの通っている保育園の
「七夕縁日ごっこ」で、僕らも仕事を早く抜けて参加しました。
 竹につるす短冊を書いてきてください、といわれて、2歳の
モーイルに「お星様に何をお願いする?」と聞いたら
「先生とー、ティッシュとー、パパとママと、赤ちゃんと、
赤ちゃんの歩行器と、アンパンマン」という意味不明な答え
だったので、そのまま短冊に書いてつるしました。

 さて、韓国の七夕(「チルソク」と読みます)は、陰暦7月7日の
行事なので、2006年だとカレンダーの7月31日になります。
日本の方がカレンダーの7月7日でやってしまうので早いんですね。
 ウェブ百科事典だと「この時期には暑さが若干和らぎ、梅雨も明けて、
ズッキーニ、チャメ(黄色く小さいメロンに似た果物)、きゅうりなど
がよく取れるので、ズッキーニチヂミを作って、チルソンニム(七星様
=北斗七星)に捧げたりする」とあります。
 昔は、広場に女性たちが作った料理を並べ、文人たちが牽牛星と織女星
にまつわる詩を作って楽しんだそうです。
 「この時期に暑さが若干和らぎ」は、??と思いますが、韓国の今頃が
どんな気候なのかもう忘れたぐらい、日本の暑い夏にうだっている僕。
星を見るより閉め切ってクーラーにあたりたい(><)。
 
 ところで本題に入りましょう。
 韓国の方では、七夕伝説というと「織姫と彦星が天の川の両端に
別れさせられて、1年に1度だけ会える。カササギとカラスが橋をかける」
という物語がクローズアップされ、悲恋の物語として知られています。
 しかし実は「なぜ別れさせられたか」という部分が結構カギ。
 日本に来てから、食品のおまけのミニ絵本になぜか「七夕伝説」が
載ってて、モー子さんは初めて知り「へー」と感心したのでした。

 織姫と彦星は、ロミオとジュリエットではなく、実は織姫の父である
天帝がセッティングした、れっきとした見合い結婚の公認カップル。
 機織りのうまかった織姫が、あまりに機織りばかりに明け暮れて、
お化粧も恋もしないでいるのを見て、父がかわいそうに思い結婚させた
というのです。
 しかし、結婚をキッカケに、働き者の機織り女と牛飼いであった2人が、
すっかり仕事をしないで2人の世界に明け暮れて遊んでいたため、天帝が
2人を天の川の両端に引き離し、1年に1度しか会わせなくしたそうです。
 モー子さん「元祖、ニートに怒る親!ずいぶん勝手な父ちゃんだなー」
と、変なところで親近感を覚えています。(-_-)

 しかも昔は(って今でもそうだけど)エライさんの娘やその婿といった
人はあくせく働くことなんか強制されず、日常労働は下男下女に任せて
優雅な生活を楽しむことができて当たり前、というのが自然に思えそう
だけど、そういうわけでもなかったんですね。
 さらに、女性が結婚したからといって、夫が働いて妻は主婦ってわけでも
なく前と変わらず働け、そうでなければ結婚生活もやめさせる、なんてのは
現代でもあまり見られない価値観だと思います。
 ここまでして、ニートは許さん!という強固な思想があったんでしょうか。
 昔の人は働き者だったのか、それともやっぱりニートがいっぱいいたから
こんな話を作って戒めたのか・・・。想像してみると面白いですね。

 「織姫と彦星も、できちゃった結婚をすれば良かったのにな」
 僕らの場合は、結婚前には恋愛は「お金と時間を使ってするデート」
だったのに、結婚してから2人の世界とはすべて労働に追われる時間で
よっぽど働き者になりました(ならざるをえない)。
 僕の天職?は牛飼いでなくパソコンですが、それだって結婚・就職の
前はもともと、趣味や遊びのために極めていたものだったんですよね。
 僕らは1年に1日どころか、週に30分×2くらいのコマギレペースで
「2人の時間」をやっと持ち、何もない日はモー子さんの「日記兼セックス
レス閻魔帳」にしっかり記録され・・・という近遠距離恋愛な日々。
それでも、毎日いっしょに力一杯生きている実感があって、共同作業の
芸術作品として子どもが育っていくことは何ものにもかえがたい。
僕にとって、妻と子たちのそれぞれがまぶしく輝く星なのです。

 人生はふしぎなもので、忙しくなる時は必ずやってくるのだから、
のんびりする時期は時期で、満喫してもいいんじゃないかなと思います。
 東京の街で、働いてない若者たちが昼間から情事を楽しみ、カラスが
周りを戯れる。まさに七夕伝説を地でいく微笑ましい光景・・・か?
 

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